函館市の全体の30%市営住宅には、部屋にお風呂ありません。市内の銭湯が廃業により減少する中で、お風呂に行くには、バスを乗り換えて行かなければならなくなっています。特に冬は、高齢者にとって大変です。
5棟100世帯以上の住民が住んでいる五稜郭の市営住宅、1階の空いている部屋に共同のお風呂が8月末には完成予定です。
2012年度の市の予算には、共同風呂1600万円が計上されています。
市営住宅の1階のお風呂設置予定箇所 |
住民が作った「お風呂をつくる会」は、3年半の運動の中で、署名活動、アンケート調査など多彩な取り組みを継続させ、市との交渉も何度も行い、とうとう実現するさせることができました。
私は、市議会の一般質問で、保健所が市民に対しておこなったお風呂に対するアンケート調査の結果と、五稜郭の市営住宅の住民アンケート調査の結果を比較して、次のように指摘しました。
函館市民の87%がほぼ毎日かあるいは週に数回お風呂に入るのに、お風呂のない五稜郭の市営住宅の住民は、70%が週に2回程度しか入れない。
法律で、健康増進に大きな役割を果たしている浴場を確保することは、国や自治体の責任と規定している。共同のお風呂をぜひ実現させてほしい。理事者に迫りました。
共同風呂管理を真剣に討議する住民 |
1600万円の予算がついた市の2012年度の予算書 |