2013年6月7日金曜日

5月のユジノサハリンスクと公共交通(バス)

連休に訪れたサハリン バスがジャンボタクシーのよう?
 5月の連休を利用しサハリン州の州都ユジノサハリンスクを訪問しました。市の人口は18万人程度で、街は碁盤の目のようで、リットル札幌とも言われています。かっての日本名は、豊原と言われていました。サハリン州全体の面積は、クリル諸島も含め北海道と同じくらいの広さです。しかし人口は約52万人ですので、北海道のおよそ10分の1くらいなので、日本や北海道と比較しても、とても人間が少ない地域と感じます。
 気候は5月といえども雪に会いとても寒い4日間でした。
 訪問の目的の1つは、視力障害者の図書館を訪れ点字図書をプレゼントすることでした。ちょうど休館で直接には手渡すことができませんでした。とても喜ばれるプレゼントと思います。
 ユジノサハリンスクを訪問するのは、数えると10回以上になります。今回の注目点は、公共交通、乗り合いバスにしました。函館市でも公共交通を利便性を向上させ、黒字に転換することが重要な課題となっていますが、ユジノサハリンスクでは公共交通はどのようになっているかを見てきました。
 日本や函館などとずいぶん違うなというのが実感です。
 
公共交通のバスの料金は、市内どこまで行っても15ルーブル、約50円です。
バスが日本のような大型バスは、あまり走っていません。主流は、10人乗りくらいの日本でいえば、ジャンボタクシーのような車です。バス停で待っていると、7,8分おきに来るようで、長時間待つようなことはありません。したがってバスの時刻表もありません。
 バスに乗ると料金は、みんなが協力して手渡しで運転手さんに払うようになっています。途中手を挙げたお年寄りを、バス停でないところで乗せたりもします。
 今後研究の課題に、経営は、民間か市か。採算は合っているのか。市民のバスに対する感想などのがあるのではと思っています。

ユジノサハリンスク市内を走るバス 16番という番号がついている
バスの中は乗用車のよう