2014年10月6日月曜日

大間原発建設させない闘いを・・・全道、全国に広めています

北海道(江別、岩内、函館)で、広島・原水禁世界大会 で大間を、函館の闘いを語り続けています。
1 江別では(2014年4月19日)

                    「大間原発訴訟と函館から原発ゼロを」表題で、江別革新懇主催により野幌公民館開催されたました。私がまず提訴に至った経過を話し、七門も受けました。80名以上の市民が参加し熱心に聴いていただきました。市の提訴に先立って進められている住民訴訟を紹介すると、その場で原告・支援会員7名の申し出がありました。   



現地の報告では次のような記事が載っていました

19日の土曜日に、えべつ革新懇会が「大間原発訴訟と函館から原発ゼロを」の講演会をおこないました。紺谷克孝さん(日本共産党函館市議)の話はわかりやすく、市長先頭の提訴のようす、大間原発がどんなところに建てられようとしているか、原発周辺とあさこはうす、大間原発の危険性、福島原発事故以降のたたかいの経過や全国からの反響のようす、提訴の根拠と訴状の特徴、運動のみとおしなど順序よく短時間でお話しいただきました。しばしの間、背中の痛みを忘れるほどでした。ありがとうございました。

2 函館ホテル法華倶楽部では(2014年6月1日)

主催は、日本共産党函館地区員会で開催しました。
190名の参加で、市民の関心度の高さを示しました。会場からはたくさんの質問が寄せられました。




3 岩内では(2014年7月12日)
主催
蘭越原発をもう一度考える会、プルサーマルを知ろう後志住民ネットワーク、原発問題後志住民の会、倶知安原発を考える会の4団体主催
賛同団体
原発の安全・安心を求める会(共和町)
の1団体
5つの団体が主催、賛同して学習会が開催され、私が報告しました。
当日は75名の住民が参加しました。函館の闘いを詳しく報告し、再稼働を動きのある泊原発の闘い参考になるのではと思いました。泊原発の30キロ範囲内でも、住民の闘いが着実に
進んでいることも感じました。


3 広島では(2014年8月5日)
2014年原水爆禁止世界大会に参加しました。大会は来年4月に開催される、5年ぶりに開催されるNPT(核不拡散条約)再検討会議に向けて、署名行動などを強めることが強調される大会となりました。
私は、「核兵器と原発」という分科会に出席し、大間原発の闘いを訴えてきました。参加者は320名以上でした。
私の発言以外では、大飯原発福井地裁の勝訴の報告や川内原発再稼働反対の現地の闘いが生々しく報告されていました。

世界大会の報告集では、次のように報告されていました。

8分科会 「核兵器と原発」 報告

 参加者は会場いっぱいの320人以上、そのうち初めての参加者は123人。

分科会の狙いと進め方について運営責任者の山本淑子さん(全日本民医連)から説明。

助言者である原発・エネルギー・地域経済研究代表、元衆議院議員の吉井英勝さんは、2014年世界大会パンフに追加して日本の原発導入の歴史的経過に触れ、日本の科学者らが戦前の教訓から「科学研究が平和目的に限られる」ことを宣言したが、政府はアメリカが核兵器技術の商業転用で始めた原発の導入を強行した。戦後、アメリカは「平和のための原子力」の名で軍需産業の商業分野への拡大に政策転嫁した。日本では、電力・鉄鋼・銀行など財界中枢部が「原発利益共同体」を形成して、国民の安全より儲け中心に走った。同時に、原発と使用済み核燃料からのプルトニウムを持つことが、いつでも核兵器を持てるぞという潜在的核抑止につながり、日米で原発推進を図ってきた。日米同盟と原発輸出や再稼働は結びついていると、原発と核兵器を廃絶する運動の連帯を深めることの重要性を強調しました。

特別報告として、奥出春行さん(福井民医連元事務局長・原告団事務局)の「大飯再稼働差止の福井地裁判決を勝ち取ったたたかい」は、人格権を優先する画期的判決の意義に触れ、これを全国の運動に広め、さらに世界中に広める努力をしていること、そして名古屋高裁金沢支部に勝利するために頑張ることを表明し参加者に感銘を与ええた。
もう一人の紺谷克孝さん(函館市議)は、「函館市の大間原発の建設凍結のための提訴について」報告。函館市民の命と暮らしを守る、地方自治の本旨に基づく闘いであり、募金額は2700万円に達し、原発立地や近隣自治体からの調査・視察が続いていると行政として初の提訴の意義を語りました。

要請発言では、福島県復興共同センター代表の齋藤義春さんが福島原発被災者の現状について発言。深刻な事態が続き、収束の見通しが立たず、補償などのあまりにも多くの問題が山積し、県民の中に補償額から被災者間のいがみ合いが生じていることが報告。鹿児島医療生協労組書記長の平良行雄さんからは、「川内原発再稼働を許すな」の運動の現況について報告がありました。

海外代表の一人、国際平和ビュウロー・ドイツのライナー・ブラウンさんは、今年318日にドイツでは完全に再生エネルギーに変換されたことのサクセスストリーについて報告。エネルギーの独占を無くし、原子力産業が持っている政治的影響を無くすことなど民主主義的発電の方向を追及し、この方法を世界に進めたいと強調されました。「川内原発の再稼働反対運動の中で九州電力がドイツは他の国の原発から電気を買っていると言っているが本当か?」の質問に、「それは嘘」など質問には丁寧に答えていただきました。

日本反核法律家協会から4月6日に開かれた第2回「原発と人権」全国研究交流集会in福島の報告集の紹介がありました。核兵器廃絶と脱原発の運動を国際法から歴史的に解明する上で重要な提起であると思いあえて紹介します。

討論時間が少なく発言は20件にとどまりましたが、各地域の原発再稼働反対、核兵器廃絶の6/9署名行動などの元気で活発な活動が報告され、核兵器廃絶の運動が平和で公正な社会の実現へ、そして脱原発運動と日本のエネルギーの民主化、自然エネルギーへの転換の運動として発展することを願い報告します。(加藤岑生・茨城)